『募金』
私はたまに募金します。それは1円だったり、1万円だったり。
その日は3円募金しようと思いました。
友人は4円募金すると言いました。そして話し合いました。
「せっかく募金してるんだし、
目立ちたいね。」
それは刺激を求める私達には、とても新鮮なアイデアでした。
私は白い狐のお面をかぶり、白いコートを羽織りました。
友人は黒いコートにサングラス、それからマスクという、いかにも
怪しい格好をしました。
さて、いよいよ出陣です。私達は自動ドアの前まで来ました。
ウイィーン。
ドアが開きます。
お面の目が小さかったのでよく見えず、私は友人の背中にドシンと
ぶっつかりながらレジへ向かいました。
さあ、感動の募金です。
カスッカスッ、と軽い音をたてて1円玉がケースに入ります。
そこにいた子どもは口を開けて見ています。
なんて気持ちのいい。
今思うと店員さんには怖い思いをさせてしまったなぁ。
外国だったら撃たれていたかも。
(※真似しちゃダメだよ!捕まるよ。)
今でもたまに募金します。

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