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今日はとても暑かったので、夕方にわらび餅屋がやっ来た時、それはもう嬉しかった。
「わらび〜もち、わらびもちポエ〜。」
そういって、わらび餅屋は来た。
私は走って外へ出た。手には財布を握りしめて。
「買います!」
車はキッと止まり、運転席からわらび餅売りのおじさんが出て来た。
「おぅ娘さん、うちのは冷えててウマイよー。」
わらび餅の積んである荷台を覗き込んでみると、大きな氷の入った氷水の中には、透明のわらび餅が沈んでいた。
おじさんは餅の用意をしながら、私に話しかけてきた。
「娘さん、この餅は何色に見えるかい?」
「え?透明ですか?」
「透明かい。いい表現するね〜。でもオシイ!これは銀色だ!」
なるほど。私は納得した。するとおじさんは、続けてこんな質問をした。
「じゃあさ、これは何色に見えるかな?」
蓋を開けると、そちらの箱には黄粉(きなこ)が詰まっていた。
「え?金色ですか?」
「そう!よく分かったねぇ。じゃあさ、最後の問題だよ?この銀色の餅に金色の黄粉をまぶすと、何になるでしょうか?」
え?銀色の餅に金色の黄粉をまぶすと・・・・・?
おじさんは、とても大きな声で叫んだ。
「金玉でしたーーーーー!!!!!」
・・・・・・・・・ははは。
私はすっかりわらび餅が食べたくなくなった。
このおじさんは飲食業には向いていない。
おじさんはそれからしばらく、更に金玉についてネタを放出していた。
おじさんの失敗はこれだけでは終わらなかった。爪楊枝を一本取り出すと、わらび餅を連ねて刺した。
「古いけど、だんご3兄弟。おまけね。」
おじさんは、意気揚々と再び車を走らせた。
私が「こりゃ今日の日記に載せるしかない」と思ったのは当然である。
それでわらび餅がどうだったかって?
そりゃあ冷たくて美味しかったさ。
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